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私が感じる《字を書くことの気持ちよさ》は一体どこから来るのだろうかと考えてみた。もちろん筆で書く場合である。たどり着いた結論を一言で言うならば「引っかかり」であった。この「引っかかり」、強すぎてもまた弱すぎてもだめである。墨を含んだ筆が和紙の上を動く。その時の摩擦によって生まれる適度の抵抗が指を伝って心地良いと感じるのである。その時々の墨の状態でも「引っかかり」具合は違ってくる。腐り始めた墨は粘りで糸を引く。本画箋の紙との組み合わせでは筆が動かなくなりいらいらする。車のエンジンオイルは古くなると逆にさらさらになってしまうのだが、要するに新しい墨ほど気持ちよく書けるという事である。液墨ばかりを使っている方は是非1度固形墨を硯で磨って書いてみて欲しい。ただ、気持ちよく書けることと作品の仕上がり具合は常に一致するとは限らないからこれまたおもしろい。そういう訳で、数ある中から選びぬいた私の選択は昔も今も変わらない。

今年の我が家のラズベリーは豊作であった。そして紫陽花の青の変化は毎朝の楽しみである。

2枚目の写真のみ ED 12-60mm SWD 使用