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竹圖

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ブツブツ言いながらもようやく腰を上げ、依頼があった竹圖(70cm×480cm)を一気呵成に書き上げた。いったい軸装代はいくらかかるんだろう。吹き抜けの玄関ホールにかけたいとサイズも指定された。それではとお客様に喜んでもらえる画賛を選び、シアトルにまさしくぴったりな良寛和尚の五言絶句を揮毫した。

余家國上麓 開門對翠微 若不厭寂寞 頻叩林下扉 (良寛)
国上のふもとの我が家は 門を開けば青い山 もし寂しさが嫌でなきゃ いつでも訪ねてくださいな。

My house is at the foot of the mountain, if you open the gate you can see a blue mountain. If you do not mind this loneliness, please come to our house anytime.

注文主は日本に旅した際、京都のお寺で長くて大きな掛け軸を見たそうで、この大きさの竹圖がずっとほしかったとのこと。いろいろと注文があったのですが「おまかせ」が一番と納得していただきました。その時隣にいた娘が言い放った決定打、「寿司屋と同じ」。恐れ入ります。