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婆娑羅

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この1か月というもの来年2月の記念展に向けて様々な作品を書いてきた。渡米して25年、師を亡くして立ち上げた明藤書道会も20歳になる。今回の出品作品を書くにあたって、何を題材とし、どう表現するかは初めから決まっていた。それは「自然体」。40代までの私は精一杯自分を大きく見せようと、技巧を駆使して作品制作にむかっていたように思える。奔放で人目を引く線質や、派手な造形を好んで書いていた。まさに「婆娑羅」を気取っていた。思い違いがたくさん詰まったそんな作品をあらためてみるとくすぐったくて落ち着かない。そういうわけで今回は本当の意味での「婆娑羅」を表現できればと思っているのだが。

ここで使わなくていつ使う!と棚の一番奥から引っ張り出してきた梅の柄が入った絹紙。まさしく50年物の逸品です。-写真は部分切り取り合成-