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赤文字「良泰筆」完成

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シアトルでは発芽の時期(6月)の気温が低いためなかなか花を開かせるまでいかなかった朝顔だが、今年はぽつりぽつりと開き始めてくれた。色とりどりの花が咲いて賑やかだった庭もすっかり秋の気配だった故にありがたい。今朝も咲いているかなと楽しみがまたできた。花の名前もろくに知らなかった私であるがまったくもって家人のおかげである。

楽しみといえば注文筆が出来上がって来た。筆は「前と同じものを」とお願いしても穂のロットが違うと毛質も産地も微妙に異なり、同じ外見でも使い心地が違ってくることを経験した。今回もサンプル通りに仕上がっているかどうか手元に届くまでは心配だった。一度に100本の筆を発注するので失敗の代償も大きいのだ。まあ、今回は届いた筆を試筆してそれが杞憂だったことを確認したが。と、言うことで、気に入った筆が見つかったら、まとめ買いをお勧めする。なぜならば、年が変わり、穂のロットが変われば、同じ筆を作ることは不可能だから。自然界の素材を使っていることを思えばわかりきったことである。ましてや筆に「昨年の筆より多少ざらつきます」などと作り手の注意書きなどない。簡単に言うと、同じ銘柄の筆であっても毛質は毎年少なからず変化しているということ。車のように同じ車種でも毎年進化してくれたら何の問題もないが、自然界の素材は退化することが往々にしてあるから、である。ちょっとくどかった?

見かけは同じだがすべて性格が異なる私の注文筆。今回の新作は赤文字の「良泰筆」。