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節分と傅山

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書の世界で明末清初といえば私が大好きな「王鐸」と、家人がこれまた大好きな「傅山」の名前が真っ先にあがるであろう。生い立ちも経歴も思想もすべてが違う二人ではあるが、間違いなく書の歴史の中で多くの人々に感動を与えた大書人である。私はここ5年ほど王鐸を主題に書作に取り組んできたのだが、ふと、高校生の臨書課題に傅山を取りあげたところ、その大胆な筆法に驚かされた。一見動きすぎるように見えるものの、書いてみると筆速の緩急が絶妙であり、何度も何度も大回転があるジェットコースターのようであった。ただし、すべての傅山の字がそうであったわけではなく超条幅以外の作品(たのまれて詩文を揮毫したものなど)は素朴な中に優雅さがにじみ出ておりまったくもってそれとは別物である。

今日は節分。傅山の字の中より「神鬼」を見つけて小躍りした。なんとcoolな鬼字であろうか。また、今日はcoolなまなざしの白頭鷲にも出合った。