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葉隠の先輩たち

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中林梧竹の書について先に述べたが、それでは副島蒼海についてはどうだろう。様々な書風でそのときどきで変化している。まるで舞台の上の役者のよう。この二人の違いは古典の技法を垣間見ることが出来る梧竹の書に対して、はっきりと誰の倣書であるかわかる副島蒼海の書である。宋から明清にかけての黄山谷、張瑞図、倪元璐、何紹基が礎になっている副島蒼海の書が多い。特に黄山谷を好んだらしく、行書であれ草書であれ連綿であれ何でもこいといわんばかりである。このようにわかりやすく万民に好まれた明治の元勲副島蒼海に対して、書の中にも自我を貫いた書聖中林梧竹。二人とも偉大な私の先輩である。

庭のコスモス。残念なことに今年は白い花が出なかった。もうシアトルでは露に濡れるほど朝夕は寒くなってしまった。3枚目のみM.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8