記事一覧

心狂う?・・ いざ王鐸!

ファイル 24-1.jpg

例年だとあれやこれやと作品プランがうかんでくるものの、今年は会員の作品制作をぎりぎりまで手伝っていたせいか直前まで何一つ決まらなかった。こういうときは原点に戻れと先生の遺墨集を紐解いた。表紙をめくると若干30歳のときに書いたとされる米元章「蜀素帖」の臨書が目に飛び込んできた。原本は貴重な絹に書かれている豪華なものである。そして先生の作品を見るに、それはやや淡墨でしかし豪快に書かれていた。しかも驚いたことに堂々たる12幅である。1枚の紙が51cm×203cm と記されているところから考えても幅7メートルを越す超大作。この紙は聯落ち(全紙4分の1落し)に2分の1を継いで自作したもので当時の大作ブームを物語っている。これで決まった。今年の春墨展は明末清初の雄、王鐸の臨書で行こうと。