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大好山水とCartier

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写真は現在ほぼデジタル化されたといって良い。そして携帯電話のカメラを含めるとしたら世界中でいったいどれだけの人が写真を楽しんでいるのだろう。しかしながらその多くはカメラの中で終わってしまい、プリントすることは滅多にないらしい。昨日LAでHenri Cartier Bresson の写真集をみた。そこにはコントラストをおさえたやわらかい表現の写真がならんでいた。どちらかといえば軟調とでも言うのであろうか。最近のデジタル写真のはっきり、くっきりとは違うやさしさを感じた。そう、やわらかい黒である。私がよく言う空気を含んだ墨色に似ている。私がこよなく愛する唐墨「大好山水」の魔法のグレーと通ずるようでうれしかった。LAは1月というのに摂氏27度もあり閉口した。そして深夜に帰り着いたシアトルは一面の銀世界であった。この時期アメリカの南北移動は初老体にはきつい。